フォボス(ハンター)

ハンターになり、「邪悪なものから中央アメリカを守るため、
古代マヤ文明人によりプログラムされている」という背景に変更された。
前作の設定との矛盾については後述。

プレイアブルになり、EX技やガードキャンセルが実装された。
派手だが使い勝手があまりよくない技が多い中、光るのがコンフュージョナー。
今でもあまり類を見ない「相手を空中で行動不能にする」という性質を持ち、
追撃で大ダメージを狙える技。

コマンド

キャンセル表

状態 パンチ キック
立ち 近距離 ○/× ○/× × × ×/×/× ×
遠距離 ○/× × × × × ×
しゃがみ × ×/× ×/×
ジャンプ × × × × × ×
  • 全てのジャンプ攻撃後、別のジャンプ攻撃を出すことが可能。

しゃがみ移動

ザベル同様、フォボスもしゃがみ移動が可能。icon-arrow-rightで前進だけでなく、icon-arrow-rightで後方にも移動できる。
このせいで、しゃがみガードしようとすると距離をとってしまうデメリットがある。

ジャンプ

フォボスのジャンプは独自の仕様になっている。
垂直、斜めジャンプ共に最大高度になると静止してしばらく浮遊する性質がある。
浮遊中は攻撃を出すことが可能で一定時間すると真下に落下する。
浮遊中にicon-arrow-righticon-arrow-righticon-arrow-rightを入れ、入れた方向に強制着地することができるので
icon-arrow-righticon-arrow-righticon-arrow-righticon-arrow-rightと入れることで他のキャラのようにジャンプすることが可能。
昇りと下りの組み合わせで、計9種類のジャンプ軌道をとることができる。

また、浮遊中にicon-arrow-righticon-arrow-righticon-arrow-righticon-arrow-rightで空中ダッシュも可能。
空中ダッシュは一定距離を進み、そこから垂直落下する。
落下前や落下中に通常技を出すことができ、落下中に再度空中ダッシュも可能。
高度が許す限り、何度も通常技や空中ダッシュを行うことができる。

ダッシュ

地上ダッシュタイプ。ダッシュ中に慣性を残したまま通常技(しゃがみ含む)や
サーキットスクラッパー以外の必殺技を出すことが可能。

後方ダッシュも前方ダッシュ同様の性能となる。

追いうち技

技名 コマンド 属性
バリアントブレードV 相手ダウン中にicon-arrow-rightoricon-arrow-rightoricon-arrow-right+K ES
距離無制限のサーチジャンプを行い、変形した足で踏みつけるダウン追いうち技。
ES版は5回連続で踏みつける。
狙いどころはしゃがみ強キック、遠/近立ち強キック(空中ヒット)、空中投げ、ESマイトランチャー、
ジェノサイドバルカン、サーキットスクラッパー、ファイナルガーディアン後。

投げ

※すべて近距離で入力

技名 コマンド
マグネットスラム icon-arrow-right or icon-arrow-right+中P or 強P
磁力を使った投げ。常に反対側に投げる。
通常投げだが、投げ受け身をとることができない。
スカイキャプチャー 空中でicon-arrow-right以外+中P or 強P
空中投げ。常に前方に投げる。

必殺技

技名 コマンド 属性
プラズマビーム icon-arrow-righticon-arrow-righticon-arrow-right+P ES
眼からビームを撃つ技。
弱→強でビームを撃つ姿勢、方向が変わる。
弱:しゃがんだ姿勢で正面に放つ。
中:立った姿勢で正面に放つ。しゃがみで回避される。
強:強と同じ姿勢で真上に放つ。ほぼ空中の相手にしか当たらない。
ビームは1ヒット、凍結のけ反り属性。
空中では凍結ダウンになる。追いうちはできるがヒットしない。
照射時間が長めな分、かわされるとスキが大きめ。

ES版は変形して正面に太いビームを放つ。こちらは3ヒットするがダウン属性はつかない。
リフレクトウォール ガード中にicon-arrow-righticon-arrow-righticon-arrow-right+P
(空中可)
GC
ガードキャンセル専用技。
ガード時に発生する板状のバリアーを前方に飛ばす。
相手にヒットした際は横に吹き飛ばす性質を持つ。ダウン属性はない。
バリアーは1キャラ分程度しか進まないので、飛び道具等の遠距離攻撃には効果がない。
ダメージは極小(1ダメージ)しかないが、出が速くガードキャンセルとしては優秀。
また、技後のスキも少ないため画面端に追い詰めている状態であれば、
ガードキャンセルから様々な追撃が可能。

空中でも使用可能。ガードキャンセル技としては異例のことで、
これによりフォボスは本作で唯一空中ガードキャンセルが可能。

ES版は存在しない。
ジェノサイドバルカン icon-arrow-righticon-arrow-righticon-arrow-right+P ES
片腕を振り上げ、斜め上へビームを照射する技。
ビームがヒットすると相手をロックし、バルカンを連射して打ち抜く。
振り上げの部分がヒットするとその後のビーム→バルカンまで連続ヒットする。
弱~強の違いはない。ダウン属性有。

ES版はバルカンの数が倍になり、ダメージが上がる。
マイトランチャー icon-arrow-righticon-arrow-righticon-arrow-right+K ES
変形し、低い高さから放物線を描くミサイルを発射する飛び道具。
着弾時の爆風にも判定がある。ミサイル、爆風共に1ヒットで燃焼ダウン属性有で空中ガード可能。
弱→強で速度、飛距離が伸びる。
弱で画面半分程、強だと端~端で大型キャラ相手に爆風がギリギリ届く。

ES版は爆風が広がり、最大3ヒットするようになる。
サーキットスクラッパー 近距離でicon-arrow-righticon-arrow-righticon-arrow-righticon-arrow-righticon-arrow-right+中P or 強P ES
マグネットスラム同様に磁力で相手をとらえ、真上に相手を吹き飛ばす。
向きは変わらない。ダメージは通常投げと変わらないが追いうちが可能。

ES版は地面に2回叩きつけたのち、通常版の動きをとる。
叩きつけの分ダメージが高くなる。

属性について
ES:エスペシャル版対応技
GC:ガードキャンセル対応技

EX必殺技

技名 コマンド
ファイナルガーディアン icon-arrow-righticon-arrow-righticon-arrow-righticon-arrow-righticon-arrow-right+KK同時押し
逆立ち姿勢から変形し、脚部を砲塔に変形させて広範囲を砲撃する。
飛び道具ではなく、一定範囲に攻撃判定を出現させる技となっている。
訪問の角度は斜め上→横→斜め上と往復し、その射線上に爆風を広げて攻撃する。
初段が斜め上からのため、地上の相手への攻撃は遅くなる。
かといって対空で使える出の速さではない。

ヒット時は最大3ヒットで燃焼ダウン、ガードした際は最大5回削る。
コンフュージョナー icon-arrow-righticon-arrow-righticon-arrow-right+KK同時押し
片手から青い球体を射出する飛び道具。
弾自体のダメージは低いが、ヒットした相手を一定時間空中に浮かせる効果がある。
弾は通常飛び道具を貫通し、ドラゴンキャノンなどはすり抜けてヒットさせることが可能。

浮いている相手は移動・ガードができず、地上の通常技のみを使用可能。
浮いている相手に攻撃をヒットさせると落下(ダウン技ならダウン)するが、
時間内であれば再度浮いてくる。
他の気絶技と違い、この時間を短縮することはできない。

しゃがみ中キックから連続技にすることが可能。

使い方

基本戦法

高機動な空中移動とプラズマビーム・マイトランチャーを使って中~遠距離で戦うのが基本。
攻める際の起点はマイトランチャー。これを撃って、ダッシュ/ジャンプで追いかける形が
安全に攻められる。
マイトランチャーはしゃがみ中キックからキャンセルで出すのもいい。
プラズマビームは硬直長めなので、中~遠距離が取れている状態からのみ出す。

コンフュージョナーが優秀なため、ゲージが溜まったら狙っていきたい。
飛び道具のカウンターやキャンセルから連続技等、確定タイミング以外にも
出の速さを信頼してぶっ放すのも手。
ヒットさせた後、通常技だけの簡単なコンボでも半分以上減る。
コンフュージョナー後はまず遠立ち中Pで落とし、その後一発ずつ大攻撃を当てていく。
技を当て地上に落とし、復帰に攻撃を重ねることで地上ヒットにさせることも可能。
ここから再度キャンセルコンフュージョナーも繋げることができる。

対空

遠/近立ち強キックや遠立ち中パンチ等。
ジェノサイドバルカンやファイナルガーディアンは見てからの対空には向かない。

コンボ(連続技)

  • しゃがみ弱K→しゃがみ中P→→しゃがみ中K→しゃがみ強K or しゃがみ強P(どちらも2ヒット)
  • しゃがみ中K→コンフュージョナー
  • (コンフュージョナー後)遠立ち中P×3~4→遠立ち強K
    遠立ち中Pを当てて落とし、浮き上がるタイミングで遠立ち中Pをあて続ける。
    最後は遠立ち強Kを空中当てしてダウンさせ追いうち。
    画面端スタートなら距離を詰める必要がなく中Pを4回当てられる。
  • (コンフュージョナー後)遠立ち中P→ジャンプ中P→ジャンプ強P→ジャンプ強K→
    近立ち強P→近立ち強K
    コンフュージョナー後遠立ち中Pが届く位置なら狙える。
    前ジャンプから技を出していくだけ。
    毎ジャンプで1発ずつ技を入れるだけなので、それほど難しくない。

設定について

フォボスの背景は初代とハンターで設定が異なるが、前作の攻略本
「All About ヴァンパイア」P221に既にマヤ文明とのつながりが明記されている。
「古代マヤ文明人が6500万年以前の遺跡からフォボスを発掘し、自分たちのために使用した」
というのが公式の設定となる。