ドノヴァン・バイン。キャッチコピーは「運命の狩人」。
人間とダークストーカーの混血。
幼少期にその血が暴走し、母親を含む多くの人々を殺害した経緯を持つ。
その後、チベットの仏門に下り修行僧となって厳寒の山にこもったが、心の闇は晴れなかった。
修行中に孤児院で感情をなくした少女、アニタと出会う。
その姿に幼き日の自分と同じ境遇を感じ、孤児院から引き取り、ともに行動するようになる。
その後、魔剣ダイレクを手に入れたドノヴァンは本格的に
ダークストーカーズの「狩り」を始めることになる。
ハンターの主人公格の一人。生きている魔剣ダイレクや精霊を使った派手な必殺技が目立つキャラ。
格ゲー史上初の「ゲームに全く影響を及ぼさないオプション(アニタ)」を持つ。
防御に難があるので、いかに攻めのバリエーションを増やすかが課題になる。
キャラ特性
ドノヴァンは浮いている魔剣ダイレクを武器に戦う。
ダイレクはキルシュレッド(刀を放す)を使うと一時的に手元からなくなる。
この状態では立ちパンチ攻撃のリーチが短くなり、各ドリル(ジャンプ中下+K)と
キルシュレッド以外の必殺技(ソードグラップル、各ソードエレメンタル)が使えなくなる。
ガードキャンセルもできなくなるので注意が必要。
また、ドノヴァンは全キャラ共通仕様の空中投げを持たない特徴がある。
コマンド
キャンセル表
状態 | パンチ | キック | |||||
弱 | 中 | 強 | 弱 | 中 | 強 | ||
立ち | 近距離 | ○ | ○※ | × | ○ | ○ | × |
遠距離 | ○ | ○※ | × | ○ | ○ | × | |
しゃがみ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × | |
ジャンプ | × | × | × | ○ | ○ | × |
※立ち中パンチは素手時のみキャンセル可能。
- 立ち技は遠近の区別なく同じ技が出る。
- 立ちパンチは掌底と同時に剣が攻撃する。剣を持っていないと掌底のみの攻撃になる。
- しゃがみ強パンチは強攻撃だが技後の硬直を連打キャンセル可能。
- しゃがみ強キックはスライディングになっている。ダウン属性有。
ダッシュ
前傾姿勢で地上を一定距離ダッシュする。
ダッシュ中にダッシュ慣性を持ったまま、立ち/しゃがみの通常技を出せる。
この通常技からチェーンコンボには行けないが、
立ち弱キックとすべての中攻撃を必殺技キャンセルが可能。
後方ダッシュも前方ダッシュ同様の性能となり、
後方への慣性を持ったまま技がだせる。
特殊技
技名 | コマンド |
ダバーナペール | +強K |
小さく前方に飛んでソバットを出す。中段判定ではない。ダウン属性無し。 強キックとしてチェーンコンボに組み込むことが可能。 ガードされてもめり込まなければスキは少なめ。 |
|
ペヘラーウタルナ | ジャンプ中にoror+弱K (剣有時のみ) |
剣にのって斜め下に滑空する技。
弱版は水平に近い角度でゆるやかに飛んでいく。 |
|
ドゥースラーウタルナ | ジャンプ中にoror+中K (剣有時のみ) |
中版ドリル。斜め45度の角度で飛ぶ。 | |
ティースラーウタルナ | ジャンプ中にoror+強K (剣有時のみ) |
強版ドリル。中版より垂直に近い角度で飛ぶ。 この技時のみダイレクの剣先が変形する。 |
追いうち技
技名 | コマンド | 属性 |
ハッディーダルド | 相手ダウン中にoror+K | ES |
画面半分ほどまでをサーチジャンプして足で踏みつけるダウン追いうち技。 ES版は踏みつけ後にジャンプから頭突きで突進するようになる。 狙いどころはしゃがみ強キック(先端ヒット時)、ソードグラップル、 ブリザードソード(ES版が空中ヒットした場合のみ)、チェンジイモータル。 |
投げ
※すべて近距離で入力
技名 | コマンド |
シャリールマルナ | or +中P or 強P |
念動力で浮かせて地面に叩きつける。 常に前方に投げる。位置を入れ替えることができない。 追いうちは入りづらい。 |
必殺技
技名 | コマンド | 属性 |
キルシュレッド(刀を放す) | 同じ高さのPK同時押し (剣有時のみ) |
ES |
魔剣ダイレクを地面に突き刺す技。この技自体に攻撃判定はない。 刀を差すモーション→刺した直後は全身無敵(その前後に隙はある)。弱のみ動作時間が若干短い。 キルシュレッドの強度はこの技を出した際に決まる。 PKを二つずつ、4ボタン同時押しでES版を出すことも可能。 |
||
キルシュレッド(刀を引き戻す) | 同じ高さのPK同時押し (空中可) (剣が刺さっている場合のみ) |
ES |
掛け声とともに片手を振り上げ、地面に刺したダイレク(刀)を相手の方向に飛ばす飛び道具。 刀は相手方向に飛んだ後、ブーメランのようにこちらに戻ってくる。 飛び道具自体の性能は刀を刺した時、飛距離は飛ばす際の入力に依存する。 弱→強で飛距離が伸びる。弱が画面半分程、中が端~端、強は画面の外まで飛んで そこから戻ってくる。 弾の最大ヒット数は刺した際の弱:1ヒット、中:2ヒット、強:3ヒットとなる。 飛んでいる最中にドノヴァンが攻撃を喰らうか、最大ヒットした後は攻撃判定がなくなる。 空中でも出すことが可能。空中で一旦静止し片手を振り上げて、 その後残りのジャンプ動作を続ける。低空でも出すことが可能。 この技のガード方向はドノヴァンではなく刀が基準となる。 相手を刀と挟むことでガード方向を惑わすことが可能(ドノヴァンの攻撃は後ろでガード、 攻撃していないときに刀が戻ってきたら前に入れないとガードできない)。 強版でも1度のヒット/ガードで3回分消費してしまうので、後ろから当てるには 相手がダウンしている際に飛ばす等の工夫が必要。 ES版で刀を刺していた場合は最大6ヒットになり、 ドノヴァンが攻撃を喰らっても判定が消えなくなる。 また、飛ばす際のボタンに依存しなくなり常に強版と同じ軌道で飛ぶ。 こちらはほぼ確実に後ろからの判定を当てられるので、上記連携がやりやすい。 ES版の6ヒット目は相手を真っ二つにする(判定が消える)効果がある。 |
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ソードエレメンタル:イフリートソード | +P (剣有時のみ) |
ES GC |
ドノヴァンの頭上に炎の精霊が現れ、逆手で刀を持って上へ振り上げる技。 弱~強の違いはない。 1ヒット燃焼ダウン属性、追いうちは不可。空中ガード不可。 飛び道具の相殺効果もある。 無敵時間はないが刀部分に喰らい判定がないので、遠めの対空にならないこともない。 ガードキャンセル対応技。攻撃判定が高めに出る技なので 低めの体勢の技にGCしてもヒットしない場合がある。 また出がそこまで速い技ではないので、相手の弱攻撃ガード後GCは逆に 相手にガードされてしまうこともある。 ES版は2回刀を振り上げるようになり、1回の振り上げが最大3ヒットになる。 こちらも追いうちは不可。 キルシュレッド中は出すことができない。 |
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ソードエレメンタル:ブリザードソード | +P (剣有時のみ) |
ES |
ドノヴァンの頭上に氷の精霊が現れ、斜め下へ雪の結晶状の飛び道具を飛ばす技。 飛び道具は緩やかな曲線を描きながら飛ぶ。 弱→強で飛び道具の速度が上がり、遠くまで飛ぶようになる。 弱が画面6割程、強でも9割程で端~端は届かない。 ヒット時は凍結効果。空中ヒットで凍結ダウンするが追いうちは不可。 ES版は弱・中・強版を連続で放つ。1発目がヒットすると3発連続ヒットする。 空中ヒット時凍結ダウンは通常版と同じだが、こちらは追いうちが可能。 キルシュレッド中は出すことができない。 |
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ソードエレメンタル:ライトニングソード | +P (連打で技持続) (剣有時のみ) |
ES |
ドノヴァンの頭上に雷の精霊が現れ、前方へ電撃を纏った連続突きを放つ技。 弱→強で出が若干遅くなる代わりに突きの数が増える。 また、ボタン連打でも回数を増やすことが可能。 ヒット数は弱:3~5、中:5~9、強:7~11となる。 技中はノックバックしないので、安定して最後までヒットさせることが可能。 また、この技の後に通常技をつなげることもできる。 空中でも連続ヒットするがダウンはしない。また空中ガード可能。 ES版は出の速さが弱並みで9~15ヒットする。その他の仕様は通常版同様。 キルシュレッド中は出すことができない。 |
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ソードグラップル | 近距離で+中P or 強P (剣有時のみ) |
- |
数珠で相手を拘束し、刀が数回相手を切り刻む投げ技。 投げ後の有利時間が長めで追いうちが容易。 遠くに飛ばすため、端以外では少し前進してから追いうちを出す必要がある。 あるいはプレスオブデスもヒットさせやすい。 ES版は存在しない。 キルシュレッド中は出すことができず通常投げに化ける。 |
属性について
ES:エスペシャル版対応技
GC:ガードキャンセル対応技
EX必殺技
技名 | コマンド |
プレスオブデス | +K |
上空に巨人が現れ、巨大な足で踏みつけ攻撃を行う技。 攻撃は2ヒットダウン属性有。1ヒット目は中段属性。 追いうちにも使用可能。その場合は1ヒットになる。 コマンド完成~足が出てくるまで完全無敵有。 また、ドノヴァンが攻撃を喰らっても技が中断することはない。
弱→強で巨人の位置を選択できる。 |
|
チェンジイモータル | 中P・弱P・・弱K・中K |
自身が魔人に変身して画面端まで飛びながら後退し、その後前方に突進する技。 突進中は上下で軌道を調整可能。 1ヒット感電ダウン技。追いうちも可能。 技の出はじめと終了直前に完全無敵有。出はじめの無敵を生かすことで密着で出して 後退前にヒットさせることが可能。 |
使い方
基本戦法
守りが強いキャラではない(出始めに無敵がある技がチェンジイモータルしかなく、
ガードキャンセル技も当たり判定や出の速さに問題がある)ので、いかに攻め続けるかが重要になる。
攻めの中心はキルシュレッド。だが、出すためには剣を刺すひと手間がかかる。
理想はダウンをとってから刺すのがベスト。
ダウンさせる技は(コマンド)投げ、しゃがみ強キック、イフリートソード。
コマンド投げはダッシュからやドリルを下半身にヒットさせた後に狙う。
攻めを継続したいなら追いうちより剣を刺す方がいい。
しゃがみ強キックは直接出したり、立ち弱キックからのチェーンで出す。
離れすぎていると繋がらないが、その距離ならガードされても反撃は受けづらい。
イフリートソードは(先読み)対空を狙う。
剣を刺した後は相手をダウンさせたり、飛び越えながら剣を発射すると
ガード方向を惑わすチャンスが生まれるが、剣を刺している状態は
ガードキャンセルが使えない(≒防御に問題がある)ことを意識する。
基本はすぐ放出したほうが安全に立ち回れる。
起き攻めに対する切り札はリバーサルのチェンジイモータル。
出せるようになると心強い。
対空
通常技ではしゃがみ強パンチ。やや早出しできれば強力。
出っ放しの弱には潰されることが多い。
必殺技ではイフリートソード。少し遠めの位置で先読み気味に出す必要がある
ダウンが取れるのがメリットがある。
コンボ(連続技)
- 立ち弱K×1~3→イフリートソード
基本。連打キャンセルから必殺技キャンセルを行う。 - 立ち弱K×1~3→しゃがみ中K→ダバーナペール(+強K)
ヒットさせた後は(GC仕込み)イフリートソードや低空ドリルが有効。 - 立ち弱P×1~5→立ち中P
簡単だが高威力。基本は立ち状態の相手限定だが
ビクトル、ビシャモン、フォボスはしゃがみでもヒットさせることが可能。 - 立ち弱K×1~2→しゃがみ強K or ダバーナペール
- ソードグラップル→プレスオブデス
ES版ハッディーダルドのほうが若干ダメージが高い場合が多い。どちらにしてもトドメ用。