「復活のファラオ」。古代エジプトに栄えた架空の王国のファラオ。
12歳の若さで王の座に就き、そのカリスマで国を纏め上げるが
隣国との戦争により傷を負い、それが原因となって命を落とす。
生前の予言通り、家臣達によってピラミッドへ埋葬されていたが
数千年の時を経てパイロン襲来の影響によりミイラとして復活を果たす。
ヴァンパイアきっての色物キャラ。見た目だけでなく、今までの格ゲーにはなかった特徴を多く持つ。
「ジャンプの軌道が独特」「通常投げを持たない」「コマンド投げを持つが、真横の相手を投げられない」「相手を無力な状態に変化させる」等々。
遠距離戦が得意な一方、無敵技や地上GC技を持たないため防御に課題が残る。
コマンド
キャンセル表
状態 | パンチ | キック | |||||
弱 | 中 | 強 | 弱 | 中 | 強 | ||
立ち | 近距離 | ○ | ○ | × | ○ | × | × |
遠距離 | ○ | ○ | × | ○ | × | × | |
しゃがみ | ○ | ○/× | ○ | ○ | × | × | |
ジャンプ | × | × | × | × | × | × |
- 立ち中パンチは出はじめのみキャンセル可能。
出始め部分はジャンプ中か背の高い相手しか当たらない。 - しゃがみ中パンチ、しゃがみ強パンチも同様に出はじめのみキャンセル可能。
- 立ち強パンチはドロップキック。左右に入れておくとそちらに移動しながら攻撃する。
地上技だが空中ガード可能。 - ジャンプ攻撃はパンチが自分で蹴り、キックは地面から蹴りが出る技になっている。
ジャンプキックはすべて下段ガード・空中ガード可能。 - ダウン属性はしゃがみ中・強キック、しゃがみ強パンチについている。
ジャンプ
アナカリスは独自のジャンプルールをもつ。垂直と斜めで違う動きをする。
垂直ジャンプ
垂直ジャンプをすると足を格納して上半身だけの形態になり、空中に一定時間浮く。
時間内であれば何度でも攻撃できるほか、左右で水平移動が可能。
また、垂直ジャンプ中にもう一度上を入れると(2段ジャンプ)、一段高い高さに移動する。
その状態でも攻撃、左右移動が可能。
垂直2段ジャンプを行った後は、1段目には戻れない。
一定時間経過の他、下を入れると浮遊状態を解除できる。どちらにしても着地時に硬直有。
ジャンプ移行は斜めジャンプより垂直ジャンプのほうが速い。
ハンター以降と違い、起き上がりに重ねられた攻撃を垂直ジャンプで回避できない。
斜めジャンプ
ふわっとした高いジャンプ。垂直ジャンプ同様に上半身だけの形態になる。
斜めジャンプの下降中に上を入れることで2段ジャンプ(浮遊)が可能。再度ふわっと浮き上がる。
1回の斜めジャンプで2回まで浮遊できる。
浮遊はかで前後を選択可能。を入れると同じ方向をキープする。
斜めジャンプからは下を入れても着地はできない。着地したい場合は特殊技の逆ピラ/垂ピラを使う。
ダッシュ
前方・後方共に地上を滑るダッシュ。
ダッシュ中は聖者の歩みとミイラドロップ以外の通常技・必殺技を出せる。
必殺技はダッシュを中断して出すが、通常技はダッシュ慣性が付いたまま出る。
この場合はキャンセルや目押しコンボは不可。
特殊技
技名 | コマンド |
聖者の歩み せいじゃのあゆみ |
or +中K |
出の遅い踵落とし。中段判定。 身長があるためリーチは長め。目押しコンボに組み込むことが可能(連続ヒットはしない)。 |
|
聖なる墓碑 せいなるぼひ |
斜めジャンプ中に+K |
下半身を逆さまのピラミッド状にして真下に急降下する。通称垂ピラ。 中段判定。空中ガード可能。 真下攻撃のため当てづらい。攻撃より緊急着地の用途で使用する。 |
|
大いなる墓碑 おおいなるぼひ |
斜めジャンプ中に+K |
下半身を逆さまのピラミッド状にして斜め下に急降下する。通称逆ピラ。 中段判定。空中ガード可能。 相手に当てるならこちらを使う。ジャンプ直後に出すと強力。 地上技につなげることもできる。 |
投げ
アナカリスは通常投げを持っていない。投げ受け身は可能。
必殺技
技名 | コマンド | 属性 |
棺の舞 ひつぎのまい |
PPP or KKK同時押し | SP |
画面上部から棺桶を垂直に落とす飛び道具の一種。 棺は1ヒットダウン技で中段判定。 コマンドはPPPかKKK同時押しで、それぞれレバーがNか横方向入力で計4種類が存在する。 と入力はNと同じになる。 入力の違いは棺の落ちる場所のみ。下記の通り、至近距離以外のすべての位置を攻撃できる。 ニュートラルPPP:自分から1キャラ開けた位置 レバー入れPPP:ニュートラルPPPより少し遠い位置 ニュートラルKKK:レバー入れPPPより少し遠い位置 レバー入れKKK:ニュートラルKKKより少し遠い位置。画面端~端。 落ちる位置は自分が基準。ボタンを間違うと画面外に出てしまうので注意。 SP版は若干威力が上がるのみで挙動は変化しない。 |
||
王家の裁き おうけのさばき |
空中で+P | SP |
ミイラのアナカリス本体の顔がでて、口から呪文を吐く飛び道具。 相手にヒットすると一定時間相手を無力な状態に変身させる。 変身後の状態については後述。 呪文はアナカリスの口から斜め下に飛ぶ。 時間経過で飛び道具の威力が低下する。 他の飛び道具と当った際は押合いはせず、相殺する。 弱→強の違いはない。 飛び道具を撃った後はジャンプの挙動に戻るので、その後に通常技を出したり 裁きを連発することが可能。 SP版はゲージのみ消費する。 |
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言霊返し ことだまがえし |
吸い込む:+P 吐き出す:+K |
SP |
飛び道具反射技の一種。 吸い込むコマンドを入力すると、その場で大きく腹を開いて吸い込む動作をする。 この動作の際に目の前の飛び道具を吸い込むことができる。 吸い込んだ飛び道具は1度だけ吐き出すコマンドで発射が可能。 吸い込むコマンドの特徴は下記。 ・吸い込める飛び道具はカオスフレア/ソウルフィスト/ビッグスノーの3種類。 各SP版や空中カオスフレア/空中ソウルフィストは吸い込めない。 ・弱→強の違いはない。 ・SP版は存在しない。 ・吸い込んだ状態は吐くまで解除はされないが、ラウンドは持ち越せない。 吐き出すコマンドの特徴は下記。 ・吐き出すことができるのは1度のみ。何回吸っていても1度吐き出すとリセットされる。 ・弱→強はその飛び道具の性能に準じる。吸い込んだ時の玉の強弱は影響しない。 ・吐くことができるのは地上のみ。カオスフレア/ソウルフィストを空中で吐くことはできない。 ・2回以上同じ飛び道具を吸うと、ゲージ関係なくSP版を吐き出すことができる。 ・ゲージがあってもSP版になるわけではなく、ゲージのみ消費する。 |
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コブラブロー | +P | SP |
立ち強パンチと同様に、両手を突き出してコブラの頭に変形させ伸ばす技。 強パンチよりリーチが長い。端~端でぎりぎり当たらない程度。 最大2ヒットする。ダウン属性はないが空中ヒット時はダウンさせる。空中ガード不能技。 打点が高く、しゃがんでいる相手に当たらなかったりする。 弱→強の違いはない。 SP版はゲージのみ消費する。 |
||
ミイラドロップ | +P | SP |
自分より前の空間に手を出現させ、接触した相手を投げる技。 相手を捕まえると引き寄せて包帯ぐるぐる巻きにし、左右に振って地面にたたきつける。 振り回している際にレバガチャでダメージ増加する。 相手が投げられない状態では出すことができない。また空中の相手には当たらない。 しゃがみでも回避が可能。 弱→強で手の出現位置を選択できる。 弱:自分から1キャラ開けた位置。 中:自分から3キャラ開程けた位置。ラウンド開始時の間合い。 強:自分から5キャラ開程けた位置。 手は現れた瞬間のみつかみ判定を持っていて、それが終わると喰らい判定が発生する。 手をバタバタ振っている際は喰らい判定の実出ているスキの部分。 SP版はつかんだ後の演出が変わり、棺に変身して相手を中に閉じ込め何度も跳ねた後 棺の外に蹴り飛ばす。 通常版同様、レバガチャでダメージ増加する。 相手を掴むまでSPゲージを消費しない特徴がある。 |
属性について
SP:スペシャルゲージ点灯時性能変化
GC:ガードキャンセル対応技
王家の裁きの変身状態
デミトリ/モリガン/パイロンは飛行形態、それ以外のキャラは地上形態になる。
飛行形態は一定の高さを飛ぶスタイルで、下で高度を落とすことができる。
地上形態は地上を歩くスタイルで下を入れるとしゃがむことが可能。
両スタイル共通で、上でジャンプ、左右で移動が可能。攻撃やガードはできない。
どんな攻撃でも喰らうと吹き飛び(無敵)になる。そのため連続技は当たらない。
裁き状態に効率よくダメージを与えるには、吹き飛びからの復帰に技を重ねて
連続で吹き飛び状態にする。
地上スタイルは立ち弱キック、飛行スタイルは立ち中パンチが効率がいい。
裁き中の吹き飛び状態では裁き持続時間のカウントが停止するため、追い詰めた状態で
上記技をヒットさせることができれば相手を倒すまでヒットさせ続けることが可能。
追い詰められなかった場合はコブラブロー、棺の舞で追撃する。
尚、相手が裁き状態になると棺の舞、言霊返し(吸い込む)、コブラブロー以外の必殺技は出なくなる。
スペシャル必殺技
技名 | コマンド |
ファラオマジック | 中K・弱P・・弱K・中P |
地面から出現した従者が描く魔法陣の中でポーズをとり、掌から呪文を飛ばす飛び道具。 呪文は斜め下に向かって進む。 相手にヒットすると燃え上がり、そのまま電撃・氷の呪文で追撃して 最後は棺の舞でとどめを刺すロック技。 ボタン順押しコマンドのため、どの通常技もキャンセルで出すことが可能。 ただし出が遅く連続技には使用できない。 飛び道具の軌道の関係で、端~端の位置では届かない。 通常の飛び道具に相殺される。 棺の舞以外の各呪文は通常の飛び道具同様、飛行時間で威力が低下する。 そのためこの技は接近して当てたほうがダメージが高い。 |
使い方
基本戦法
遠距離での棺の舞、ミイラドロップ、コブラブロー、王家の裁きや
しゃがみ中・強キックでワンパターンにならないように攻める。
王家の裁きは引っかかることを期待してジャンプ中に複数回連発するのがいい。
接近した際は逆ピラとしゃがみキックでガードを崩す戦法が強い。
目押しコンボする際、弱攻撃からしゃがみ中キックが繋がらないので注意。
無敵技・GC技がないので追い詰められないよう注意が必要。
投げハメは斜めジャンプより垂直ジャンプのほうが回避しやすい(漏れた地上技を喰らってしまうが)。
大道芸クラスだが、起き上がりに下段攻撃を重ねられたら棺の舞で回避ができることもある。
対空
至近距離ではしゃがみ強パンチ、それより離れている場合はしゃがみ中パンチ。
コンボ(連続技)
- しゃがみ弱P×1~2→しゃがみ中P(2ヒット)
ダウン取りたい場合はしゃがみ中P(1ヒット)→しゃがみ強Kに。 - 立ち弱P×2~3→コブラブロー
- 逆ピラ→しゃがみ弱K→しゃがみ中P(1ヒット)→しゃがみ強K
- レバー入れ中K→しゃがみ強K